中乃湯

温泉

総評   ★★★★☆

温泉   ★★★★☆

泉質   Na-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉

    淡緑色
     (入浴剤?)

料金   370円/170円/100円

営業時間 14時~20時(最終受付)
     定休日 木曜日、日曜日

所要時間 ー

アクセス ◎

清潔感  ◎

休憩所  ×

食事   なし

対応   ◎

子供連れ ◎

※石鹸やシャンプーなどの備え付けはありません。
 受付で購入できます。

沖縄県で唯一現存する『ゆーふるやー』にして、そのお湯は温泉
ゆーふるやーとは、沖縄の伝統的な銭湯(共同風呂)のこと。沖縄の伝統的な銭湯には、湯舟を湯池いけと呼び、浴室と脱衣所との間に仕切りがない、番台がない、蛇口や鏡の位置が高いなどの特徴があるらしい。その起源は古く、1600年代にはその記録があったそうな。かつては沖縄県内に300軒以上の銭湯が存在したが、1960年代から急激に数を減らし、現在は中乃湯が唯一の現存するゆーふるやーであるとのこと。銭湯の数の減少には諸説あるみたいだが、自宅に風呂を持つ家の増加、利潤の少なさ、燃料費の増加などや、沖縄の気候からもともと湯を張らずシャワーですませる人が多いなどの理由があるそう。確かに、学生時代ダイビングで長期滞在している間、友達同士でホースの水を掛け合いながらシャンプーなどをすませるのが、とても気持ちよかった。あの頃は青春してたなぁ。

内湯のみ。露天風呂、サウナ、水風呂なし。
浴室は、脱衣所と一体型。脱衣所との区切りがないことで決して広くはない浴室が、高い天井と相まってとても広く感じる。コンクリートにくすんだ青い色に塗られた壁が、沖縄っぽくて好き。こういう建築様式を見ると、沖縄来たな~!って感じる。
内湯は、中央に浴槽があり、両サイドに洗い場がある昔ながらの構造。浴槽自体は大きくはない。お湯は40℃行かないくらいのかなりぬるめで、熱い沖縄にはこれがまた良い。いつまでものんびり入っていられる。幸せだ~。女湯は熱かったとのこと。浴槽に蛇口がないので、温度調整はお願いするのかもしれない。淡い緑色をしたお湯は、地下300mほどから湧き出る温泉。もともとは透明だが入浴剤を使用しているという情報もあり、実際はどうなのか分からない。ぬるすべ感や泡付きはないが、しっとりとした肌触り。何の香りが分からなかったが、複雑な香りをうっすら感じた。pHは7.6。

洗い場の数は十分。お湯と水の蛇口がホースでひとつに繋がっているのが面白い。お湯は熱湯がでるので、お子さまの温度調整は大人がしてあげた方が良い。ゆーふるやーの特徴、カランが高い位置にあるので、頭を突っ込んで洗える!!全体的にしっかりと清掃されている清潔感あり。
お手洗いは浴室の奥にあり、汲み取り式。
脱衣所は広い。ロッカー(無料、鍵なし)も大きく使いやすい。ドライヤーは確認できず。
休憩所はなし。
アクセスは問題なし。敷地内に軽なら2台、向かいの空き地に数台分駐車スペースがある。

かつてはたくさんあった昔ながらの銭湯も沖縄では唯一。それはノスタルジックで温かみのあるとても素敵なゆーふるやーであった。そして、370円で入浴できるのだから!!内地からのお客さんはとっても喜んでいただける。ぜひ沖縄に行った際には訪れてみてはいかがかな。
ちなみに、住所の安慶田は「あげだ」と読む。「やすけいた、やすけいた!」と連呼していた時期が我々にもありました。

※公式HPはないようですので、Instagramのリンクを貼っておきます。内地のみなさんも中乃湯を応援しましょう。

中乃湯

沖縄県沖縄市安慶田あげだ1-5-2

大通りからすぐ見えます。目の前の空き地にも駐車できます。
「わ」とは開店中。「わ」と「板」で「湯がわいた」ということらしいです。閉店のときは「ぬ」、「湯をぬいた」となるようです。
見事な景色!!
大好物でござんす。
コンクリートにくすんだ水色が沖縄らしくて好き。
わいわい。
浴槽からの眺めも良き。
水とお湯の蛇口のつなぎ方が面白い。頭を流すのに上に向けると、水とお湯がうまく混ざらず熱かったり冷たかったりします。
女湯は男湯と多少構造が違うようです。ベビーベッド??があります。赤ちゃんのお着がえに良さそう。
です。

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