原鶴温泉 やぐるま荘

総評　　　★★☆☆☆

温泉　　　★★★☆☆

泉質　　　弱アルカリ性単純泉

色　　　　透明

料金　　　700円

営業時間　10時～20時（最終受付）

所要時間　60分
　　　　　60Km

アクセス　◎

清潔感　　×

休憩所　　×

食事　　　なし

対応　　　◎

子供連れ　◎

※シャワーも温泉です。
※浴室の床が滑りますのでお子さまは要注意です。
※露天風呂に電気風呂があるようですので、心疾患等をお持ちの方やペースメーカーをお使いの方はご注意ください。

かすかに硫黄の香りを感じるとろみのある濃厚な良質湯。加水、加温なしの源泉かけ流し。
浴室は高いアーチ状の天井で覆われ、温室のような雰囲気。
施設の老朽化感が否めず。ビニールのような日よけ？が張られており、なんとなく薄暗い雰囲気と、浴槽内の昭和感のあるタイルが、より古さを強調しているように感じた。とろみのあるお湯のためか、浴室内の床が良く滑るので注意が必要。

内湯がふたつと、露天風呂がひとつ。
内湯は、大きな岩を使った大胆な造りで、浴室の広さの割に、浴槽はとても狭い。岩によって、狭いあつ湯と、やや広めのぬる湯に分けられており、あつ湯側にお湯が注がれ、やや冷めた状態でぬる湯側に流れていく仕組み。湯量は少なく、髪の毛や、ほこりのような浮遊物が目立つ。ただ、とろみのあるお湯はあつ湯のほうが相性が良く、とても気持ちが良い。湯量的にあつ湯側だけの方が清潔感が出るのではないかと感じた。壁には、日本百名湯に選ばれたとあるが、これはこの旅館がではなく、原鶴温泉全体のことを指すようである（原鶴温泉が日本百名湯なのかは知りません）。
とにかく、蚊が多く、身体を洗っている間にも数か所刺され、お湯に浸かっていても、蚊が寄ってくるので、集中できない。浴室の造りによるものか、どこかに水が溜まって蚊が発生しているのではないかとも思われる。露天風呂の方を覗くと、盛大な蚊柱が立っており、外にでることすら止めたので、露天風呂のレビューはなし。露天風呂の方に電気風呂があるようなので、心疾患をお持ちの方やペースメーカーをお使いの方は、注意が必要。

洗い場はシャワーが５つ。熱湯と冷水を調整するタイプだが、温度調整がとても難しい。また、どうしてもシャワーと蛇口の両方からお湯が出てしまい、シャワーの勢いがとても弱い個体もある。シャワーも温泉。目の前に飲めますの表示があるが、あまり飲みたくない感じ。シャンプーはキシキシリンスイン。
脱衣所は貴重品ロッカー（100円　返還なし）とかご。ドライヤーはひとつのみ。
アクセスは問題なし。駐車場は狭め。
旅館の方は閉館し、現在解体作業中とのこと。全盛期は、サイクリングやカヤックなどもあり、賑わいを見せていただろうが、現在は老朽化による清潔感の喪失が気になってしまう。