グリーンピア八女 くつろぎの湯

総評　　　★★★☆☆

温泉　　　★★★☆☆

泉質　　　アルカリ性単純泉

色　　　　透明

料金　　　510円/260円

営業時間　10時～21時（最終受付）
　　　　　家族風呂　20時最終受付

所要時間　1時間30分
　　　　　75Km

アクセス　〇

清潔感　　◎

休憩所　　◎

食事　　　あり
　　　　　レストランはランチのみ
　　　　　11時～14時L.O
　　　　　お弁当の販売あり

対応　　　◎

子供連れ　◎

広大な敷地にホテル、コテージ、体育館、サッカー場、テニスコート、弓道場、レジャープール（夏季）などを有するグリーンピア八女にある温泉施設。

グリーンピアとは、年金福祉事業団が設置した全国に13か所ある（あった）公的保養施設。正式名称は、大規模年金保養基地とのこと。そもそもの設置目的が非常に曖昧で、明らかに香ばしい気配がする。公的年金流用問題（いわゆる、無駄遣い）により2005年までに全施設が売却された（グリーンピア問題）。グリーンピア八女は、黒木町（現八女市）に譲渡され、経営されている。
宿泊も可能であるが、クチコミは散々。夜間の敷地内は真っ暗で、植栽などの手入れも行き届いているとは言い難いが、なるほどなという感じであった。グリーンピアは全国的にも赤字だったとのことであるが、これだけ大規模な施設の管理、運用を人口6万人ほどの八女市が（税金で）・・う～む・・。
しかし、温泉施設はとてもきれいで、不潔感はまったくなかった。

大浴場は、和風と洋風が男女日替わり。訪れた日は、男湯が和風だった。
内湯と露天風呂、サウナあり。
浴室は広くはないが、狭くはない。天井が高く、窓も大きいため解放感あり。
内湯は３つの浴槽に区切られ、手前に電気風呂あり。
お湯はぬるめのアルカリ性単純泉。ぬるすべ感はなし。塩素臭が微かにあり。
露天風呂は広めの浴槽と、1人用の壺湯がふたつあり。こちらもぬるめ。
とても空いていて、全部で5人だった（うち1人はご立派な彫り物の方。サウナで一緒になったら、ドリフのコントを思い出した）。そのため、静かにのびのび入れてとても気持ちが良かった。
女湯の洋風は、パルテノン神殿みたいな、テルマエ・ロマエ的な（？）感じで、かわいいが、いかんせん壁が木だとどうなんすかね。

洗い場の数は十分すぎるほど。仕切りがあり使いやすい。シャワーはスイッチ式だが、出ている時間も長く、勢いも強すぎるほど。シャンプーはあまりキシキシにならないリンスイン。
全体的にしっかりと清掃されている清潔感あり。
脱衣所も広め。ロッカーは正方形で小さめ（10円　返還なし）。
ドライヤーは微妙なやつが6台ほど。
休憩所は、広い座敷や、ホテルのフロントのソファやら椅子やらたくさんある。座敷では、水とお茶が無料で飲める。
レストランは現在ランチのみ営業。価格は高い。そのかわり、温泉の受付でお弁当を注文すると、お風呂から出るころには、ほっかほかお弁当を用意してくれる様子。
アクセスは、経路は問題なし。ただし駐車場が暗い。

寂れた門をくぐり、真っ暗な中を延々進んでいくのはなかなかのホラー。嵐の日のたびに電話線が切られるだろうし、金曜日が13日だったら湖畔をホッケーマスクを被った人に追い掛け回されるんだろう。知らんけど。
施設全体の経緯や運営はどうあれ、温泉施設としては、悪くはない。