わいた温泉郷 山林閣

温泉

総評   ★★★★☆

温泉   ★★★★★

泉質   単純硫黄泉

    青白色

料金   300円/200円

営業時間 10時~18時?20時?

所要時間 2時間
     123Km

アクセス △

清潔感  ◎

休憩所  △

食事   なし

対応   ◎?

子供連れ ◎

※公式HPは見つけられませんでした。

滝を眺める露天風呂、味のある内湯は絶品青みを帯びた硫黄の香りのするお湯に浸かりながら至福のときを過ごすことができる。自家源泉が6個あるとのことで、湯量はたっぷり。

わいた温泉郷、山川温泉地区にある旅館。旅館の規模は大きく、最盛期には賑わいを見せていたであろうことがうかがい知れるが、現在はご主人、女将さんがご高齢になられたようで、営業の規模を縮小しているのであろうか。
しかし、あれだけの規模の旅館を、廊下も浴室も浴槽もとてもにきれいに清掃し(蜘蛛の巣はあるが)、清潔に保つために並々ならぬ努力をされていると思われる

受付には常駐していないようで、誰もいなければ料金箱に入浴料を入れて入る。迷子になりそうな廊下を進むと、内湯、露天風呂、混浴露天風呂、家族風呂がある。混浴露天風呂にお湯は張っておらず利用不可、家族風呂も利用可能かは不明。すれちがったおばあちゃんが女将さんかな、「ゆっくり入っていってね」と言っていただいた。

露天風呂は、目の前すぐ近くに滝を臨む絶好のロケーションきらきらと青く澄んだお湯と深緑のコントラストが美しい。露天風呂にシャワーや蛇口がなく、シャンプー、ボディソープはあったが身体だけ洗って入浴したため、残念ながらシャンプーがキシキシなのかは不明湯の華たっぷりのお湯は硫黄の香りがただよう。ぬるすべはなし。男湯は、上段と下段のふたつの浴槽があり、いずれもやや広く、深めの浴槽でゆったり入れる。上段は41~42℃くらいのやや熱めで、下段は40℃前後のぬる湯となっており、滝を見ながら交互浴が楽しめる。自然に囲まれているのにもかかわらず、浴槽内もとても清潔に保たれている女湯の浴槽は熱めのひとつだけだったとのこと。

内湯は扉をあけた瞬間、はっと息をのむ美しさがある。一番湯だったためか、浴室に電気がついてなかった(そのあと電気をつけたが脱衣所の電球は切れていた)のが幸いしたか、薄暗い浴室に窓から光が差し込み、青いお湯をきらきらと煌めかせている様はとても美しいこれぞ侘び数寄というものであろうか。お湯はとても熱く、43℃~くらいだと思われ、子供には熱すぎるかもしれない。シャワーがひとつ、蛇口がふたつあったが、シャワーがちょろちょろで、どうしてもお湯にできなかったので、残念ながらシャンプーがキシキシなのかは謎に包まれたままとなった。全シャンプーキシキシかどうか気になる会のメンバーの方々には深くお詫び申し上げる。脱衣所にドライヤーはなし。

共同のトイレは和式

休憩所はなし。ロビーなどのソファのみ。ジュースの自販機はあるが、アイスはなし。
アクセスは、施設前までの数百メートルが見通しが悪く、すれ違い不可の細い道。エスケープゾーンは1か所くらいはあったが、バックする際は十分な注意が必要。駐車場は数台分、段差がなく枠も広いが、満車の時は絶望かもしれない。旅行予約サイトには、40台分と書いてあったりするが、狭い道を探す勇気はない。

いつまでも残してほしい名湯。旅行予約サイトでは、現在素泊まりのみとなっている様子。

わいた温泉郷 山林閣

熊本県阿蘇郡小国町北里1435-1

趣のある素敵な旅館です。落ち葉ひとつなく掃き清められています。
施設前までの数百メートルはすれ違い不可の細い道です。
しまりんケロリンと、アストンのキー。キーホルダーはDB10。
玄関は誰もおらず、電気も点いていませんでした。広い旅館を切盛りしているのでしょう。
迷路のような廊下を進みます。オラ、わくわくすっぞ。
露天風呂、男湯。ターコイズブルーのお湯がお出迎え。
上段はやや熱めです。
下段はぬる湯。
混浴になってしまった!
女湯は狭いですね。
さながら利休が茶室のような侘びた浴室。いや、これはノ貫(へちかん)の茶室に古織が壁にひと太刀入れたようではないか(参照 山田芳裕 へうげもの 5巻 第44席Relax)。
お湯はかなり熱め。武雄温泉元湯のあつ湯なみ。
渋すぎる。
一湯一客。ひとり何も考えずにただただお湯を感じることのできる空間。これが真のおもてなし。
誠に結構なお点前でございました。

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