指宿温泉 砂むし会館 砂楽

温泉

総評   ★★★★★

温泉   ★★★★★

泉質   砂
     大浴場:ナトリウム塩化物泉

    砂
     大浴場:透明

料金   砂むし+大浴場+砂むし用浴衣
      1100円/600円
     大浴場のみ
      620円/310円

営業時間 8時30分~20時30分(最終受付)
     12時~13時は受付休止
     ※土日祝はお昼の受付休止はなし
     ※7月、12月はメンテナンス休館日あり
      HPを要確認

所要時間 4時間50分
     340Km

アクセス ◎

清潔感  ◎

休憩所  △

食事   あり

対応   ◎

子供連れ ◎

九州八十八湯めぐり対象施設です。

※HPで、待ち組数、待ち時間、呼び出し番号が確認できるのでとてもありがたいです。

うん、これはやらなきゃだめだわ。
砂むし風呂で全国的に有名な指宿。不思議と熱い砂の適度な重みがとても心地よくこのまま眠ってしまいたくなるほどの気持ちよさ天然の砂むし風呂を体験できるのは、世界で指宿温泉だけとのこと。

指宿温泉の歴史は古く、指宿市だけでも1000を超える源泉が確認されている。砂むし風呂についても、1500年代や1700年代の記録があるという。
指宿温泉の砂むし風呂は、地中の温泉(ナトリウム塩化物泉)により蒸された砂湯に身体を埋もれさせることで、温泉と同等の効用を得ることができるというもの。世界的にも珍しいこの砂湯は、摺ヶ浜すりがはま海岸の源泉と海水との位置関係により生じるようである。地下を海岸へ流れてきたお湯が、海水に阻まれてそのまま砂浜を蒸しているのだとか。鹿児島大学による調査によると、血液の循環促進による老廃物の排出や、炎症性物質の排出は、通常の温泉の3~4倍との結果がでているらしい。

砂むし会館は、会館と呼ぶにふさわしい佇まい。なんなら会議室もある。仮に会館と呼ばないのであれば、役所と呼んでも差支えのない安定感
入り口は2階にあるので、外にあるエスカレーターで2階に上がる。受付の前に、先に番号札を取る必要がある。その番号ごとにカウンターから呼び出しがあり、受付を行う。
フェイスタオルは必須で、砂に埋もれる時に首回りに巻いてもらう。
更衣室で、すっぽこぽんのぽんの上に浴衣を羽織り(インナーをレンタルすることもできる)、砂浜に向かう。
訪れた日は豪雨で傘を借りることができたが、これがまた小さくてかぁわいい。かぁわいいけど背中はびしゃびしゃになる。

足元が悪い中砂むし会場へお越しの皆様、屋根がついておりますれば雨でも問題はない。日差しも避けることができそうなので、晴れた日も紫外線が多少気にならないかもしれない。干潮時などは、屋根なしの砂浜で砂むしをしてもらうことができる様子。
指定された場所に横たわり、慣れた手つきで砂をかけてもらう。
ずっしりとした砂の重みと、想像以上に高温に温められた砂がとても心地が良い背中やおしりの砂はやや熱い。砂浜が熱いという感覚がとても不思議で楽しい。熱過ぎると感じるようであれば身体を動かしたり、ちょぴっと浮かせたりして温度を調節する。感覚的には、岩盤浴以上、サウナ未満のような感じだが、圧倒的に岩盤浴より心地良い自律神経を整える効果もあるようで、四肢からストレスが抜けていく様がよく分かる。このまま眠りにつきたい気持ちになるが、砂むしはおおよそ10分くらいが目安とのこと。確かに、このまま眠ってしまうと低温火傷のおそれもありそう。温泉としての効能はどの程度あるのかはよくわからないが、首元や肩、腰を温めることや、全身の適度な圧迫感が副交感神経を刺激し、リラックス効果を得ることで免疫力の向上や、疲労回復が見込めそうな気がする。後ろ髪を引かれながら15分程度で上がることにした。

砂湯から上がったら、大浴場へ。
内湯と、水風呂、サウナあり。
内湯は大きな浴槽で、注がれる湯量も多い。深めの浴槽でゆったり入ることができる。やや熱め。ぬるすべ感はなし。砂むしで温まった身体にしみる。この気持ちよさは半端ない。

洗い場の数は十分。シャンプーはあまりキシキシにならない。
脱衣所も広く使いやすい。
休憩所はなく、腰掛のみ。
アクセスは問題なし。駐車場も広い。駐車場は向かいの小道に入ったところにある。

生きているうちにやってみたほうがいいリストに確実にランクインするな。上位ではないかもしれないが。

砂むし会館 砂楽

鹿児島県指宿市湯の浜5-25-18

入り口は2階です。
地球環境が変わっても後世いつまでも残ってほしい温泉です。

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