卑弥呼ロマンの湯

温泉

総評   ★★★★☆

温泉   ★★★★☆

泉質   アルカリ性単純泉

    透明

料金   530円/200円
     市内と市外で料金が異なります

営業時間 9時~21時30分(最終受付)
     定休日:月曜日

所要時間 50分
     45Km

アクセス ◎

清潔感  ◎

休憩所  ◎

食事   あり

対応   ◎

子供連れ ◎

九州八十八湯めぐり対象施設です。

福祉増進の拠点として、朝倉市から指定管理されている、健康福祉施設。温泉だけでなく、ジムやデイサービス、食堂、ホールなどがあり、多くの高齢者でとても賑わっているネーミングセンスには多少の疑問が残るが、朝倉市甘木は、吉野ケ里などと同様に、邪馬台国があった可能性があるとのことで、この地に卑弥呼がいたのかもしれないというロマンに想いを馳せるという意味では、なんとも理にかなったというか、ド直球なネーミングなのかもしれない。しかし、じいちゃんばあちゃんの集まる施設だからと侮ることなかれ、この温泉の泉質は驚くほど良い

木組みで高い天井の浴室は、解放感があり、湯気を上手に逃がす構造は、かつての公衆浴場はこうであったのだろうと、再びロマンを馳せる。
内湯のみで、サウナ、露天風呂はなし。
内湯は熱めのお湯とぬるめのお湯とふたつの浴槽に分かれており、広さは十分。かすかに硫黄の香りがするお湯は湯の華が混じっており、とろみのあるヌルヌル湯。そして驚いたのが、身体中に付着する泡。アルカリ性単純泉でありながら、炭酸が混じっている様子で、とても心地が良い。特にぬるめのお湯の方が、ヌルヌル感と泡の付着が強く、ふたつのお湯の泉質が違うのかと思うくらい、ぬるめのお湯の方が良かった。

洗い場の数は少な目、シャワーはスイッチ式で水圧は弱い。シャンプーはリンスインのキシキシ。手すりが多く設置されているが、浴槽周りは段差が多く、必ずしもご高齢の方々に優しい構造とはいえない気がする。
脱衣所は狭い。ドライヤーの風力は十分。
レストランでは、懐かしの給食が食べられるが、人気ですぐ売り切れになるとのこと。見た目は、入院食のような感じであり、おじいちゃんおばあちゃんには見慣れ(ry。
アクセスは問題なし。駐車場の数は少ないが、乗り降りしやすくするためか、幅は広め。

なんとも素敵な施設で、名湯であった。ネーミングで避けられてしまいそうになるが、その実は非常に良い所であった。外見や肩書でその人となりを推し量るべからずと静かに戒めを説いてくれながらも、おとこたるもの熱くロマンを語れと固く肩を組んでくれる、そんな施設であった。深いな、朝倉市・・。

卑弥呼ロマンの湯

福岡県朝倉市甘木198-1

とても素敵な施設です。
http://himiko-romannoyu.com/onsen/ 公式サイトより引用
ピアノのあるロビー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました